2005年10月14日
第3回研修会開催レポート
 
●総務省講演
 
●機材展示コーナー
定例の第3回研修会を10月14日、東京新橋航空会館において開催しました。
研修会には、平成17年7月総務省が提言した『初動時における被災地情報収集のあり方 検討会』で無人航空機による情報収集の活用を検討することなどが盛り込まれていたこともあり、研究機関・ヘリ会社・通信会社など無人ヘリの運用関係者以外からも35名の参加を得て、無人ヘリ分野への関心の高さを反映した研修会になりました。

研修会では、総務省移動通信課から中村補佐のご講演をいただき電波利用の観点から詳細な資料とともに貴重なご意見を頂戴いたしました。それに先立ち、本年7月協議会からの要望書に対し、11月を目途に次の対策を通知する回答をいただきました。

1.無人ヘリ協議会等の適法無線局免許利用を促進するよう地方通信局に注意喚起する。
2.利用機関等に免許の有無の確認を徹底するよう通知する。

なお、詳細が決まり次第HPでご紹介します。

会員の事例発表では、無人ヘリや無人ボートによる多様な作業(関東電設、赤塚氏)、川鵜の被害を無人ヘリにより環境に優しい液剤散布で対策(アーク、伊藤氏)自動離着陸システムの実用化実験状況(和歌山大学、三輪氏)軽量無人ヘリの展示(泉水氏、粟田氏)など日頃の成果に参加者から熱心な質問が出る研修会でした。

尾崎会長、小合副会長のご挨拶もあり多くの皆様に無人ヘリを取巻く電波の問題などを興味深く伝えて参りますので、これからも意見交換の場としてご活用いただければ幸いです。 なお、協議会顧問に衆議院議員 河本三郎先生にご就任いただきこれからのご指導をいただくことになりました。

【顧問 原 盛一先生が本年9月急逝されました。心よりご冥福をお祈り申し上げます】
以上